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【広島】弁護士に離婚の相談をする前に、準備しておきたいこと

2019年07月19日
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【広島】弁護士に離婚の相談をする前に、準備しておきたいこと

平成29年の統計によると、広島市の離婚件数は2021件となっており、1日に約6件の夫婦が離婚している計算になります。

離婚には精神的にも肉体的にも大きなストレスがかかり、場合によっては経済的にも困窮するリスクがあります。離婚後の生活を安定させるためには、養育費や慰謝料、婚姻費用、財産分与、年金分割、親権など、さまざまな離婚条件を配偶者と交渉し、解決しなければなりません。少しでも自分にとって有利な条件で離婚するためには、離婚に関する法的な知識と経験を持つ弁護士に相談することをおすすめします。

しかし、弁護士に相談するにあたっては、どんな準備をすればよいのか、費用はどのくらいかかるのかなど、不安な点も多くあると思います。そこで今回は、弁護士に無料相談できる窓口や離婚相談する際に準備しておくと良いことを、広島オフィスの弁護士が解説いたします。

1、弁護士に離婚相談できる相談窓口

弁護士に離婚の相談をしたいけれど、いきなり弁護士事務所での相談は負担だと思う方もいらっしゃるでしょう。そのような方にまずおすすめしたいのが、法テラスや市町村の無料相談窓口です。

  1. (1)法テラス

    法テラスとは、平成18年に国が設立した独立行政法人で、正式名称は日本司法支援センターといいます。全国各地に事務所が開設され、広島市にも法テラス広島があります。法テラスでは、経済的に余裕がない方のための弁護士による無料相談や弁護士・司法書士の費用の立替えなどの業務を行っています。法テラスの無料相談は、1回につき30分程度、同じ問題について3回まで相談が受けられます
    無料相談を利用するには収入と保有資産の条件が設定されており、収入や保有資産が一定の基準以上である方は、無料相談を利用できません。収入と保有資産の額は、基本的には相談者とその配偶者を合算したもので判断しますが、離婚相談などのように配偶者が相手側となる場合は合算しません

  2. (2)市町村の無料相談窓口

    広島市などの各地方自治体では、弁護士による無料相談を定期的に行っています。市民広報や区民広報などで、無料法律相談のお知らせを見たことがあるのではないでしょうか。自治体でも無料で相談できますが、ほとんどの場合、30分などの時間制限があります。

  3. (3)弁護士会の法律相談センター

    広島弁護士会など、全国各地にある弁護士会では法律相談センターを開設しています。費用や相談時間については、法律相談センターごとに違うので、お住まいの地域の弁護士会に問い合わせてみましょう。

    ご紹介した相談窓口や、一般の弁護士事務所において有料で相談をする場合、短時間で有意義な相談にしたいと思われるでしょう。そのためにも、ご自身で書類や証拠などを準備しておくことが大切です
    弁護士に離婚相談をする際に準備しておきたいことについて、具体的な内容をご紹介します。

2、離婚理由を明確にしておく

まず、なぜ自分が配偶者と離婚したいのかを明確にしておきましょう。主な離婚理由として、配偶者もしくは自分の不倫、配偶者からのDV・精神的虐待、配偶者の借金、義両親との不和、セックスレスなどが考えられますが、性格の不一致や価値観の違いなど、明確にできない理由で離婚をしたいという場合も多くあります。理由を明確にできない離婚は、調停や裁判となってもほぼ認められません。配偶者から離婚の同意を得なければ、離婚は難しいということを理解しておきましょう
また、民法上の離婚理由に該当する場合でも、どちらに責任があるのか、有責にあたるかどうか、婚姻を継続しがたい状況にあるかどうか、証拠をそろえておく必要があります。たとえば、以下のようなものが挙げられます。

  • 不倫の場合……浮気相手との現場写真、電話・メールなどのやりとり
  • DVの場合……医師の診断書や暴力行為を示す写真・動画・録音など
  • 借金の場合……ローンの返済明細書や督促状など


ほかにも、義両親との不和や、セックスレス、精神的虐待などが理由の場合は、行動や言動を記した日記やメモなどを証拠としてそろえておくとよいでしょう

3、夫婦の共有財産を洗い出しておく

夫婦の財産状況は、離婚事由が正当であるかどうかの判断材料になります。また、養育費や慰謝料、財産分与の額などを算定する重要な資料ですので、弁護士に相談する際には以下のような書類を準備しておきましょう。

  • 自分または配偶者の預金がわかるもの(通帳など)
  • 自分または配偶者名義の証券がわかるもの(証券口座の取引明細など)
  • 自分または配偶者、共有名義の不動産の登記簿謄本
  • 自分または配偶者名義の借入金残高がわかるもの(返済予定表など)
  • 自分または配偶者の収入がわかるもの(給与明細・源泉徴収票・確定申告書の控えなど)
  • 自分または配偶者が加入している生命保険がわかるもの(保険証書など)
  • 自分または配偶者が所有する車・美術品・宝石など動産の明細
  • 自分または配偶者の現在または将来の年金額がわかるもの(年金証書・ねんきん定期便など)
  • 自分または配偶者が自営業または会社経営者の場合、経営状況がわかるもの(決算書・帳簿の控えなど)

4、離婚相談で注意したいポイントと心構え

離婚相談に限らず、初めて弁護士に相談するときは、緊張して聞きたいことをきちんと聞けない方が多くいらっしゃいます。相談の時間を有意義にするために、先述の資料のほかに、次のようなものを準備しておくと良いでしょう。

  1. (1)相談したい項目をメモする

    聞きたいこと、聞くべきことをはっきりさせ、メモに箇条書きします。具体的には以下のような項目です。

    • 離婚したい理由は何か
    • 親権を争いたいのか
    • 養育費や慰謝料はどのくらい請求できるのか
    • 別居中の婚姻費用を支払って欲しい
    • 年金分割は可能なのか
    など
  2. (2)離婚を決意するまでの経緯をまとめておく

    配偶者との出会いから、結婚、そして離婚を決意するまでの経緯を時系列で書き出すなど、離婚の背景事情を説明できるようにしておいてください。

  3. (3)戸籍謄本、家族関係図などを用意する

    家族・親族の状況がわかるように、戸籍謄本や家族関係図などを用意しましょう。年齢や現在の状況(職業の有無・在籍している学校名)なども記載しておくとよいでしょう。

    以上のように、弁護士への離婚相談を有意義に活用するためには、ご自身で事前に関係資料を準備しておくことをおすすめします。
    法的に離婚事由が認められるか、養育費・慰謝料の請求額はどの程度認められるか、財産分与はどのくらいになるのかなど、離婚に関する法的な相談は弁護士の専門分野です。しかし、相談する時間が多いほど、費用もかかってしまいます。まだ離婚するべきかどうか迷っているという方は、どの段階で弁護士に相談するべきか、この悩みの相談先は弁護士が適しているのかを整理してから相談を申し込むと良いでしょう

5、まとめ

今回は弁護士への離婚相談を検討している方のために、気軽に相談できる相談窓口や、相談時間を有意義にするために準備しておきたい資料や心構えについてご紹介しました。
離婚は、結婚よりも何倍ものエネルギーがかかるといわれています。ご自身に有利な条件で離婚交渉をスムーズに進め、離婚後の生活を安定させるためには、弁護士へ相談されることをおすすめします。
養育費の請求や親権の争いなど、離婚問題でお悩みの方はベリーベスト法律事務所 広島オフィスまでご連絡ください。広島オフィスの弁護士が全力でサポートします。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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